鬼門に挑む

Posted on 11月 14th, 2007 by SEEBRA.
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今回のテーマは、海外において、旅行者にはあまり関係ないが、長期滞在者にとっては避けて通れない、ちょっと難易度の高いイベントの一つ。

それは『散髪』。現地で髪を切るということである。


まぁ「短くなればいい」という程度の人なら大したことはないかも知れないし、実際管理人もそんなに凝った髪型にしているわけではないのだが、散髪というものは国内でも結構難しいもの、という認識がある。
何しろ管理人の地元でもう何年も通っている床屋でさえ、切ってくれる人が変わると、いくら「(いい感じだった)前回と同じで」と言ってもかなり仕上がりが変わってしまうのだ。もちろん「もうちょっとこう・・」とか都度リクエストはするし、過去のデータが記録されているお客様カルテ的なものもちゃんとあるのだが、それでもこういったイメージ的なところはやはり解釈に個人差がかなり出てしまうようなのである。

いつも短髪の管理人はともすれば「単なるスポーツ刈りのちょっと伸びたやつ」的な感じになることもしばしばで、これでまた伸びてくるまで1ヶ月以上過ごさなければいけない場合の不快感といったらない。切ってしまったものは取り返しがつかないのだ。

言葉の通じる日本人同士でさえこうなのだから、海外では尚更、推して知るべし。
南米ベネズエラのそのまたド田舎にいた時のように、「町で床屋はオカマがやっている1軒だけ」、というような絶望的な状況であればまだあきらめもつくが、都市部であっても、どこの国で何語であっても、今まで海外での散髪はやはり納得できたためしがなくここまできている。


で、シンガポール。
何事も不自由がないこの国だけに、日本人がやっている日本人向けの床屋さんもたくさんある。しかし、そういうところに行くので良いのか?


否!


管理人の精神が即答していた。やはりこういうときはちゃんとローカルの床屋に出向いて正々堂々と勝負してこなければいけない。それに最近のファッションを理解している若いやつに切ってもらったほうが結果がいいはず・・
ということで定番のOrchardへ。高島屋の5Fあたりにいくつか地元のヘアーサロンがかたまっている。しばらく各店を見てまわり、一番賑わっていそうな店舗に足を踏み入れた。

「予約してないんだけど大丈夫?」
「本来は予約なんだけど・・初めてでしょ?じゃあ今ならOK」

ということで席に案内され、周りを見渡すと店内はなかなか洒落た造りになっている。ここは男女兼用のようで、お客の男女比は3:7くらいだろうか。
自分の担当は若いシンガポーリアンのおねーちゃんが担当してくれることとなった。最初に大体のイメージを伝えてカット開始!
おお、さすがにちゃんと美容師さんっぽいハサミの使い方をしてくれる。むむ、これなら全然大丈夫そうだ。しばらく世間話などしながらカットが進む。

「日本人?」
「そう」
「そのTシャツ、Coolね」
「あー、サンキューラ~」
「もうクリスマスのバーゲンセール始まったの知ってる?」
「1階のルイヴィトンめちゃ並んでたねー」

なんて。
また、こうした男女兼用のところで切ってもらうのは初めてなので、ちょっと周りを観察。すると・・女の人っていろいろ大変なんですね。。
自分の斜め前のロングのおねーちゃんなんかさっきから美容師さん二人がかりで、「何か塗る」→「紙ではさむ」→「何か塗る」→「アルミホイルではさむ」
を、何度も何度も繰り返し、紙アルミホイル紙アルミホイルでだんだんとすごいことになってきている。パーマなんだか染めてるんだか何だか分からないんだけど・・。一体始めから終わりまで何時間くらいかかるのかな?
とにかく、今後はこうしてものすごい手間がかかっている人を見たときにはちゃんと、「ものすごい手間がかかっているのだ☆」という目で見てあげることにしよう。

とにかくそれに比べれば自分の頭なんてごくシンプルなもの。しかも後半の仕上げはほとんどおねーちゃんのセンスにお任せで、小一時間ほどで無事終了。料金は$48(約¥3,800)でした。自分の場合、日本とほぼ同じです。
ちゃんと細かいところまで気を使ってやってもらえてとても好印象でした。
伸びたらまた来よう◎


そんなわけで、積年の鬼門もあっさり通過。
ほんとに何事もハードルの低い国だなーここは、などど思いながら帰路につきました。



今回、カメラを携行してなかったので写真がありません。
しかたがないので、家に帰ってからめずらしく自分撮りしてみた。





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