EFL Challenge Trophy 予選リーグ第3節

Posted on 7月 24th, 2008 by SEEBRA.
Categories: etc, Football.

先日の日曜日のこと。またサッカー試合でした。
以前のエントリーでも書いた、
EFL Challenge Trophy 2008』の予選第3節。

第2節は仕事の都合がつかず不参加(結果は勝利)で、通算成績はここまで1勝1分けの勝ち点4。
予選最終となる第3節の相手は『Fighting Cocks』。
ベトナム人留学生が主体で構成されたチームだ。



アジア人だけに体格はないが、学生主体で平均年齢が若いため、運動量が豊富。平均年齢が高めの我がチームとしては決して侮れない相手。
彼らはここまで1勝1敗の勝ち点3。つまり我々FC NIPPONは勝つか引き分けで予選突破が決まる。ただし、負ければ逆転で敗退なので全く油断はできない。
今日はメンバーの集まりが若干手薄で、管理人は都合上やむなく本職のキーパーではなく、たまにやるサイドバックでもなく、ほぼ未経験のセンターバックとして出場することになった。

試合が始まると、前半はやはり運動量で勝る相手に6:4くらいでやや押される展開。シュート数では明らかに負けている。しかし、管理人も不慣れな4バックの真ん中というポジションで相手の速いトップを何とか抑えてはいた。
ディフェンスラインのコントロールやマークの受け渡し、時には真ん中の2枚が縦になってスイーパー的なカバーリングなど、最終ラインの連携をセンターバック視点でこうして実際に体感するというのは、本職のキーパーをプレーしていく上でもとてもいい経験だった。
そんな中、前半40分。NIPPONがカウンターから右サイドを崩してそのまま先制点を奪い、1-0とリードしたまま前半を終了。引き分けでもいい我々にとっては非常に大きな1点だ。
ハーフタイムでは、勝っているからといって集中を切らさないこと、特に後半の早い時間帯で絶対に失点しないことに注意し、気合を入れ直して後半に臨んだ。

しかし、西日のきつくなった後半立ち上がり5分。センタリングのクリアが小さくなったところをボレーで叩き込まれ、あっさりと恐れていた同点にされてしまう。これで流れは完全に向こうに。試合時間はまだたっぷりある。
ここから、勢いに乗って逆転を狙う彼らと、それを弾き返そうとする我々と、試合はかなり熱い展開になっていった。アジア人同士、お互い意地の勝負だ。

しかし・・、後半35分。タイミングのいいダイレクトパスから抜け出されキーパーと1対1となり、ループシュートを決められついに逆転を許す。このままでは予選敗退だ。
そして残り時間10分。攻めに攻めたが結局ゴールを揺らすことはできず、そのまま試合は終了、1-2の敗戦という最悪の結果となってしまった。

お互いの健闘を称えあったあと、喜びを爆発させる彼らとは対照的に、90分フルに走り回った身体から全身の力が抜けていく。そのまま芝生に倒れこむとしばらく立ち上がることができなかった。
今回は、おそらく自分にとってシンガでの最後の大会らしい大会のはずで、だから心の中ではどうしても何らかの結果が欲しいと切望していたのに、しかし、そうして獲得できた結果は『予選リーグ敗退』。
自分のサッカーに対する僅かな誇りをかけていたはずの試合で得たあまりに情けない勲章、いや烙印だ。この程度が結局自分のレベルということか。

決勝点となった2点目は自分のエリアを崩されたのではなかったが、抜き出た瞬間にループシュートになるとキーパーとしての本能ですぐに分かったので、飛び出すキーパーと入れ替わるようにゴールマウスへ向かって走ったが、自分の目の前でゴールに転がり込んでいくボールにあと2歩ほど届かなかった。
あと2歩。あと2歩分、ポジションを内側に取れていなかったか。それとも100%全力でちゃんと走っていたか。本当は99.5%ではなかったか。
目をつぶって色々な思いが頭を巡る。でも、いくら考えても、もう過去のことで現実は変わらない。

畜生、という言葉が久しぶりに腹の底から強く湧いてきた。負けた試合が悔しいのはいつだって同じだが、今回は久しぶりに格別な、地にまみれた悔しさだ。

全力でやったんだから仕方がない、これを糧にしてまた明日からまた新たに頑張ろう・・といつも頭を切り替えてやってきたが、その考え方にもいい加減少し飽きてきた。またそれかよって。もう何回目だよ。
もう選手としては結構いい歳なのにこれじゃあキリがない。

家に帰ってTVで観た、オリンピックU-23のやつらのギラギラした意欲溢れる表情がうらやましかった。

ちょっとサッカーに対して気持ちの整理がついてないです。

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