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Posted on 8月 20th, 2008 by SEEBRA.
Categories: etc, Food.
前回に続き、マックスウェルフードセンターから。
『天天』に触れたのなら、こちらにも触れざるを得ないだろうと。
マックスウェルにはもう一つ、マカンスートラ箸6つの店があるのです。
それがこの、お粥の『真真』。
前回のチキンライスの天天と並んで、ここがマックスウェルの双璧といってもよく、やはりいつ行っても大行列。ただし、天天とは大きな違いが一つある。
それは、『真真は列のはけるスピードが格段に遅い!』ということ。
1人あたり2~3分くらいはかかる。10人並んでたらもう軽く30分コース。
そしてここで、真真の行列を語るにあたっては、その前にどうしてもこの店の
おばちゃんについて少し触れなければならない(分かる人は分かるはず)・・。
観察するに、真真のオペレーション方針は完全分業制となっていて、
・仕込む人
・作る人
・フロントをさばく人
とあって、問題なのは何といってもこの「フロントをさばく係」のおばちゃん。
とにかくどれだけ行列が長かろうが、これが全く動じないのだ。
絶対に自分のペースをくずさず、実に淡々とゆっくり仕事をこなす。
そして、愛想がハンパなく悪い(-_- )
もうこれは特筆もの。もはやここの名物であるといってもいい。
おそらく、初めて真真に並んだ人はこのおばちゃんのあまりにマイペースぶりに、かなりの確率で苛立ちを覚えるはずだ(事実、管理人もそうであった)。
それほどまでに、いつ行っても変わらぬその仕事ぶりは徹底している。
しかし、よくよく店内を見ていると、作っている人はいつもフル回転で仕事しており、お粥の生産スピードは常に最大なのだ。
なので見方を変えれば、フロントのおばちゃんは自分がマイペースを絶対に崩さぬことで、これ以上速くは作れない厨房に対して、行列の苛立ちを自ら一身に引き受けているともいえる。
そう考えるようになってから、真真の行列にも何とか耐えられるようになった。というか、おばちゃんの動きを少し楽しめるようになった(・・ほんとかな)。
とにかく、真真の行列は天天とは違い、同じ人数でも遥かに時間がかかる。しっかりと覚悟を決めて並ぶべし。
そして、そうした苦難の先に手に入るお粥がこちら。
そもそも「めちゃめちゃうまいお粥とはどういうものか?」、と管理人も当初は疑ってました。所詮、お粥はお粥。そこまでうまくなりようがないだろうと。
しかし、この真真のお粥を食べて考えが変わりました。
「めちゃめちゃうまいお粥」というのはあるんです。ここに。
お粥といっても、日本でいう五分粥ような感じではなく、この店のはどろどろに煮込まれてご飯粒がもう原型をとどめていないような状態のお粥。
そこに魚やピータンなどの具がたくさん入っているのだが、なぜこんなに味わい深くなるのかは何度食べてもさっぱり分からない。
ふんだんに入った針ショウガがいいアクセントになり、椀の底からは卵も出てくるので最後まで飽きずに、がつがつと食べ進めることができる。
とにかく、ちゃんとおいしいからこそうるさいローカル達がこんなにも並ぶわけで、長い待ち時間はやはりだてではない。
最上級の評価に恥じない、それだけの時間をかける価値は充分にある一品だと思います。 ・・おばちゃんの存在込みで。
▽店名
真真粥品 Zuen Zuen Porridge
(火曜日定休)
▽場所
Stall54 Maxwell Food Centre, Maxwell Road
MRT Tanjong PagarもしくはChinatownから、いずれも徒歩10分くらい
p.s.
真真は最新のマカンスートラ2008年版でも箸6つを維持しています。
ただし、レビューの表現が微妙に変わっていて、特に最後の一文には思わず笑ってしまいました。
・2007年
…Except a long queue and curt service.
・2008年
…Except a long queue the minute they open and curt aunty service.
*curt = ぶっきらぼうな、そっけない
*aunty = おばちゃん
・・真真のおばちゃん、どんどん外堀が埋まってきてるよ(^^;)
頑張れcurtなおばちゃん!