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Posted on 7月 31st, 2008 by SEEBRA.
Categories: etc, Art.
前からちょっと気になっていた、SUNTECで開催されている
『Singapore Garden Festival』
へ行ってきました。
このフェスティバルがどういうものかというと、こちらのニュースから一部抜粋。
シンガポールで「ガーデンフェス」-日本人の石原さんが大賞受賞
[シンガポール経済新聞]
世界中の著名な園芸家とフラワーデザイナーの作品や東南アジアの珍しい植物を展示する「シンガポール・ガーデン・フェスティバル」が7月25日から、サンテック・シンガポール国際会議展示場(1 Raffles Boulevard)で行われている。
隔年開催の同フェスティバルは今回で2回目。今年は世界各地で受賞歴のある17カ国の園芸家・フラワーデザイナーの32作品を展示しているほか、東南アジアの熱帯地域で育つ「蘭の花」を一堂に集めた「シンガポール・オーキッド・ショー」やシンガポールでは見られない植物などを含め、2万4,000平方フィートの会場で20万以上の植物を観賞できる。
SUNTECのコンベンションセンターって初めて入りましたけど、やっぱり広いですな。管理人の地元の幕張メッセみたいな感じ。
ニュースにもある通り、6Fでガーデン・フェスティバル、4Fでオーキッド・ショーをやってます。チケットは共通で大人は$6。
管理人は特段ガーデニングや花が好きというわけではないんですが、それでもアジアでグレイテストというだけあって非常に楽しめました。
シンガでは日常でも緑に接する機会は多いですが、やはりこうした世界トップクラスのデザイナー達の技とセンスはそれとはまた違って驚異的でした。
普段は見られないようなめずらしい花もたくさん見られてよかったです。
以下、ちょっと多いですが写真をアップしてみます。
(全ての写真はこちらのスライドショーからどうぞ)
6Fだけでなく、4Fでやっているオーキッド・ショーもなかなかすごかったです。やっぱり大きな賞を獲るランは造形とか雰囲気が何か違いますね。植物については素人ですが、またいろいろと新たな感銘を受けることができました。
・・4Fについてはバッテリー切れで写真がないですが(-_⊂)
花のように 花のように
ただ そこに咲くだけで美しくあれ
人はいま 人はいま..
と、管理人の好きな森山直太朗の歌など帰り道に口ずさみつつ、
久しぶりに植物に癒された一日でした。
▽イベント公式サイト
Singapore Garden Festival
※
残念なことに開催は明日(8/1)まで。ただし、夜22:00までやってるみたいです。
Posted on 7月 3rd, 2008 by SEEBRA.
Categories: etc, Sciety, Animal, Art.
『犬を飼うってステキです -か?』
こんな問いかけをタイトルにした小冊子がある。
今から8年も前に、東京都の衛生局(現在は福祉保健局)が制作した、これから犬を飼いたいと思う人へ向けた45ページからなるショートストーリーだ。
見てのとおり、画風は今どきの人気漫画のようなカッコいいものではなく、
いかにも時代を感じさせる。
そして、もちろんこれは子供向けに作られた本なのだが、しかしこれが大変に素晴らしい出来で、大人が読んでも大いに心を揺さぶられる内容となっている。簡単に言えば、『感動』させられるのだ。
このプロジェクトがいくらの予算でなされたのかは知る由もないが、この仕事をダイレクションした人は本当にすごいと思う。
犬を飼うことにともなって発生する様々な障壁、必要な努力、考え方、これらを順序だてて分かりやすく説明し、しかしそれを全部やっても得られるものは、
「こんな事だよ」と導く。
(犬を飼うことで得られるものって・・?)
一方的に教え込むのではなく、状況を理解させ、判断は情緒を持って自分で考えさせる。理想的なインストラクションの形を実現していると思う。
そして、この内容は犬だけでなく他の動物はもちろん、人対人の関係にも通じるものがあるんじゃないだろうか。
自分にとってかけがえのない気持ちとはなにか。それができた時、まず自分はどうあるべきで、それとどうやって付き合っていくべきなのか。
そんなことまで考えさせられた。本当に素晴らしい。
それからもう一つ考えたことは、この冊子から受けた強烈な『訴求力』。
営業関連の仕事などしていると、「プレゼンテーション」という場にぶつかることがある。顧客に対して、自社商品の売り込みだったり、研究結果の発表だったり、とにかく「伝える」ことが問われる場だ。
今回、やはり思ったは「本質をつかんでいること」の大切さ。
プレゼン資料というと、どうしてもつい「技巧」に走りがちだ。フォント、カラー、アニメーション・・、もちろんそれは無駄な努力ではない。しかし、まず主張が物事の本質をとらえていることがあっての上だ。
本質をつかんでさえいれば、資料はシンプルであってもこのように訴求力は自然とでてくるものなのだと思う。
今回の冊子は、実体はつたない漫画であり、ファイル形式はPDFで、ブラウザで見るには静的htmlのページ送りというI/Fだが、制作から8年が経ち、
リッチコンテンツがこれほど氾濫する現在であっても全く色あせていない。
おそらく今から更に8年後に見てもまだ光っているだろう。
本当にいい仕事だと思う。めずらしく東京都に感謝。
(まあ、そんな理屈はともかく、とにかくステキな話です)